【自由民主党】松野博一官房長官(衆議院議員、千葉3区)の政策秘書が飲酒運転!

 



【事案の概要】

自由民主党松野博一官房長官(衆議院議員、千葉3区)の男性政策秘書(49)が1月27日に酒気帯び運転を行い、千葉県警に道路交通法違反で検挙されたというもの。

【詳細と情状】

一般論として、議員本人と議員秘書は、基本的には別人格であり、議員秘書が私的な犯罪や不祥事を行った場合、議員にも管理、監督責任はある。しかし、秘書の不祥事をもって議員本人の問題や資質とすることはできないことはこれまでにも述べてきた通りである。その上で、今回の松野博一官房長官の政策秘書による飲酒運転について、一般論通り、秘書個人の責任が重大であるか、松野博一自身にも責任があるか詳細を検討したい。

飲酒運転を行った政策秘書は、松野博一の地元である千葉市緑区内で、酒気帯びの状態で自家用車を運転したという。緑区内の居酒屋で1人で飲酒した後、数百メートル離れた自宅に帰る途中に、警察官に止められ、呼気検査をしたところ、基準値以上のアルコールが検出され、検挙に至ったという。わずか数百メートルの距離を飲酒運転していることからも規範意識や遵法精神は鈍麻していることが窺われる。

さて、当初の発表では、酒気帯び運転で検挙された人物について「松野博一官房長官の秘書として20年以上勤務している政策秘書」であるとだけ公表されていた。その後の予算委員会の追及で「義理の弟」であることが明らかになった。当初「義理の弟」であることを公表していなかった理由を聞かれ、「私との個人的な関係が縁戚に当たることを謝罪の前提とすべきだとの考えには至らなかった などと答え、隠蔽ではないとの弁明をしたが、不合理であり、到底信用できない。

義理の弟といえば、縁故採用である。松野博一が当初隠蔽していた事実も考慮すると、前言を撤回し、松野博一自身の責任も重大であると言わざるを得ない。また自民党では、1月23日に高野光二郎参議院議員の政策秘書が飲酒運転で検挙されたばかりである。数日の間に複数人の秘書が飲酒運転で検挙されているのである。発覚していないだけで、他にも多数の自民党関係者が飲酒運転を行っていることは容易に想像できる。「みんながやれば怖くない」という考えが自民党内にまん延しているのであろう。自由民主党の体質として順法精神など全くないと判断せざるを得ない。


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【幸福実現党】阿部秀一音更町議会議員が窃盗!高齢者施設で盗み食い!

 


【事案の概要】

幸福実現党の阿部秀一議員(北海道音更町議会)が、2021年8月からパートとして勤務していたサービス付き高齢者向け住宅において、入居者用の食事を運営会社に無断で食べていたとして、窃盗容疑で書類送検されたというもの。

【詳細と情状】

書類送検である窃盗の容疑は、昨年7月頃の盗み食いに関してである。入居者に用意した食事が少なくなっていることに他の職員が気づき、昨年7月2~27日の防犯カメラの映像を確認したところ、事務室や調理室で阿部秀一が食事を食べている様子が映っていたことが書類送検に至った経緯である。他の職員が気づくぐらいであるから、少し盗み食いしたというものでなく、常習的に行い、マークされていたのであろう。このような泥棒は政治家である前に、人として失格である。議員としての資質が無いのは当然である。一刻も早く辞職すべきであることは言うまでもない。また、阿部秀一の経歴を確認すると、法務省に入省し、帯広刑務所をはじめとする看守業務も行っていたようである。その経歴を自らのアピールポイントにした上で、選挙活動も行っているのである。受刑者の看守が、窃盗犯という犯罪者に転落するのだから情けない限りである。以上は、阿部秀一個人としての資質の問題である。

ところで、阿部秀一の所属する幸福実現党 は、毎回のように国政選挙において候補者を擁立しているが、国会議員はこれまでに誕生していない。つまり、国政政党ではなく、また、地方議員も多くない。無投票当選できる地域を中心に地方議会に議員が何人かいるのは確認出来るが、他の自民党、公明党、共産党などをはじめとした国政政党と比較すれば圧倒的に少ない。幸福実現党のホームページ によると、北海道唯一の地方議員が阿部秀一である。ある意味、党の顔であるとも言える。議員の数が多ければ、犯罪や不祥事を行う物も一定数紛れ込むことがあるだろう。しかし、幸福実現党の数少ない地方議員が、善悪の判断すらつかないこの程度の犯罪者であることから、他の議員も同程度の倫理観を持った者であると予想される。現時点で、幸福実現党は政党としても信用、信頼できない。



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【自由民主党】高野光二郎参議院議員(高知県・徳島県選挙区)の公設秘書が飲酒運転!

 


【事案の概要】

高野光二郎参議院議員(高知県・徳島県選挙区)の鈴田和基公設第一秘書が、高知市内の飲食店で飲酒後に酒気帯び運転し、高知県警に検挙されていたというもの。

【詳細と情状】

議員秘書といえども、プライベートな場面での飲酒後に飲酒運転した場合に、議員本人の責任は、無いとは言わないが、一般的には、それほど大きなものではない。

今回、高野光二郎議員の秘書が飲酒運転を行い、検挙されたのは2023年1月23日のこと。高野光二郎参議院議員は、1月24日には党幹部に報告し、翌25日には、東京から高知に戻って会見を開き、謝罪している。その面では、隠すことなく迅速かつ真摯に対応しているといえ、誠実な議員であるといえる。

と、ここで終わろうと思ったが、

この飲酒運転を報じた別のメディアの情報によると、車には同僚の私設秘書も同乗していたという。そうなると秘書のプライベートでの飲酒運転ではなく、高野光二郎参議院議員事務所の組織的な問題であり、話は大きく変わってくるだろう。また、鈴田和基公設第一秘書は、私設秘書として入所後6年が経過し、2022年から公設秘書となっていたそうである。高野議員は「家族のような存在」であったとも言っている。このような情報を踏まえたうえでもう一度、詳細にこの事案を検討したい。

摘発された鈴田和基公設秘書は、23日の仕事後、私設秘書と2人で、公設秘書の車で高知市の飲食店に向かい、飲酒。食事後は「公設秘書の自家用車に乗り、私設秘書を事務所で下ろし、私設秘書は代行で帰る。公設秘書自身はホテルに向かう予定だった。」ということだったが、2人とも車で移動することになり、その途中に摘発された模様である。また、鈴田和基公設秘書本人は、「飲酒運転は今回が初めて。1.4キロ(2キロ以内)と短い距離で、大丈夫だと思いやってしまった」などと話しているというが、短い距離なら大丈夫という感覚が常習性も感じられ、「今回が初めて」というのも本当かどうか疑わしい。

これまで、何度も行っていたが、自民党の力でもみ消し出来ていたから、今回も大丈夫だと思って、慢心していたのではないだろうか?自分たちは特権階級であると、感覚が麻痺していたのではなかろうか?河井克行受刑者(自民党元法務大臣)の140キロの速度違反もみ消しのように、実際に交通違反程度なら普通にもみ消し、警察をコントロールし、隠蔽が出来ていたのが自由民主党という政党である。

ある大物自民党議員が総理大臣退任後、特に、その議員が昨年亡くなってから、自民党の悪事がもみ消せず、表に出ている事案が増加している。気のせいだろうか?決して気のせいではないだろう。警察や検察をコントロールするため、検察庁法改悪に力を入れていたことともつながる。そして、もみ消しが出来なくなりつつあるから、高野議員が迅速に謝罪し、火消しに走っているのではないだろうか?そう思えてならない。

このような自民党は政権を任せる以前の問題であり、存在自体が論外であり、政策を語る場にあげてはならない。

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【自由民主党】岸田文雄総理大臣の首相秘書官岸田翔太郎が外遊中に公用車で観光三昧!


 

【事案の概要】

岸田文雄総理大臣(自由民主党衆議院広島1区)の長男である首相秘書官の岸田翔太郎が、総理の欧米5カ国訪問の際、公用車でパリやロンドンを観光していたほか、カナダ首相に記念撮影を申し込むなど、公私混同で税金でやりたい放題行っていたことが判明したというもの。

【詳細と情状】

そもそも、岸田翔太郎が首相秘書官に就任したのは昨年10月のことであるが、その当時から、「既に秘書として働いていたのだから別に悪くない」「民間経験があるのは貴重」などと、盲目的自民党支持者による賛成もあったが、多くの国民から「縁故採用」や「身内優遇」といった批判があるなど、岸田翔太郎の首相秘書官就任には賛否が分かれていた。その経緯があったうえで、今回報道された、公用車による観光や要人に対する非礼な振る舞いである。こうなることは多くの国民の目に見えていたことである。

岸田首相は、岸田翔太郎の首相秘書官就任に批判が相次いでいた当初、翔太郎氏を起用した理由として「休日深夜を問わず発生する危機管理の迅速かつ細かい報告態勢、SNS(交流サイト)への対応など総合的に判断した次第だ」 などと述べ、松野博一官房長官も「本人の人格、識見を踏まえ、適材適所の考え方で行っている」などと説明している。国民の声を聞くことをアピールポイントにしていた岸田総理が、国民の批判を受けても、一切意見を聞くことなく翔太郎を秘書官に就任させているのである。その背景には、将来的に岸田翔太郎を世襲させるため、そのために経験を積ませるため、「元首相秘書官」として箔付けさせる目的もあったと噂されている。

縁故採用や身内優遇の結果、税金でやりたい放題の息子。やっていいことと悪いことの区別もつかず、平気でやっている岸田翔太郎自身も当然悪いが、自分の息子すらまともに教育できず、その息子を首相秘書官に就任させ、税金を湯水のごとく使わせている岸田文雄の責任は極めて大きい。増税を掲げているが、そのような戯言は身内に流す税金の無駄遣いをやめてから言うべきである。政策を語る以前に一国の首相として不適格な人物である。恥を知れ!

また、首班指名で岸田文雄に投票した自民党や公明党をはじめとした議員、その支持者も同様に猛省すべきである。

この件に関し、野党が追及しているが、それは「予想された不適切な税金の支出」に関することで当然のことであり、やましい点がないのであれば正直に答えれば良いだけで、正直に答えればすぐに終わる話である。その点、これまでも虚偽答弁や公文書改ざんなどで事実をねじ曲げ長引かせてきたのが歴代自民党政権である。それを「野党はそんなことより経済ガー。野党は他にやることガー。」などと責任転嫁する風潮が近年よく見られる。しかし、今回の件も含め、野党批判に繋げるのは失当であり、全ては不誠実極まりない自民党に元凶があることは言うまでもない。

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【自由民主党】阿部俊子衆議院議員(岡山3区、比例中国)スタッフが街宣車を運転中にひき逃げ事故を起こす!



【事案の概要】

自民党の阿部俊子衆院議員(比例中国ブロック)の地元事務所スタッフである70代男性が、2022年12月13日に街宣車を運転中、女性と衝突し、ケガを負わせた後に立ち去ったとして、道交法違反(ひき逃げ)の疑いで岡山県警が捜査をしているというもの。

【詳細と情状】

阿部俊子議員の事務所によると、ひき逃げをした男性は、アルバイトのスタッフで、ポスターや看板の管理を担当していたという。同乗者はいなかったということで、議員本人が関与していたものではない。
そのような場合、本来であれば、議員には責任はなく、事故を起こした本人の責任であるといえる。場合によっては被害者となる場合すらある。しかし、今回のひき逃げ事故は、プライベート中ではなく、街宣車を運転していた時に起こしたものである。その点において、阿部俊子本人の管理・監督責任などは逃れることはできない。それはアルバイトスタッフであろうと同様である。

また、自民党議員(秘書)の場合、武井俊輔や片山さつきなどのように、事故を起こした際にすぐに報告するのではなく、逃げるといったことが当たり前のように起きている。事故を起こしたくて起こす人はいない。事故は、どんなに注意していても起きる時には起きてしまうもので仕方がないことであり、すぐに公表し、謝罪すれば済むことである。しかし、逃げるという行為は決して許されるものではない。その許されない行動が一人ではなく、複数人も自民党関係者で相次ぎ、ひき逃げや当て逃げを行っている事実がある。個人の問題や個人の資質ではなく、自民党という政党としての体質であろう。都合の悪いことからは逃げ回り、反省や責任をとろうという自覚が全く感じられない。国家観や政策以前の問題であり、政権与党を任せて良い政党ではない。

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【日本維新の会】中条きよし参議院議員(全国比例)、年金750万円未納!

 



【事案の概要】

2022年、日本維新の会から参議院選に比例で出馬し、当選した中条きよし参議院議員が数十年にわたって年金を滞納し、未納額が約750万円にも及ぶということを週刊文春(文春オンライン)が報じたというもの。

【詳細と情状】

当初の文春の報道によると、中条きよしが昨年、参議院議員選挙で当選後、日本年金機構の職員が公的年金の未納分を支払うよう、事務所に連絡し、その後も督促したが、現在も支払っていないという。
その際、2022年度の老齢基礎年金の満額は77万7800円だが、中条きよしは未納の約750万円と天秤にかけ、『年金なんていらない。払わない』と主張していたという。

確かに、年金制度には賛否両論があり、制度そのものが不要だとの意見もある。しかしながら、国民年金法の第88条は、国民年金への加入を国民の義務と位置づけている。つまり、年金は個人が一定の積立を行い、それを老後に受け取るという趣旨の任意加入制度のものではなく、現役世代が納付した保険料で、その時代の年金受給者の生活を支えていくという仕組みである。
簡単に言うと「貰わないから支払わない」ということが出来ないものである。また、国税徴収法に基づいて差押えもできることから税金に準じた性質のものである考えれば良いだろう。年金制度の是非と未納問題は別として切り離すべきものである。仮に国民年金が不要な制度であるという考えであれば、義務を果たして納付したうえで、法改正などの議論をすべきであり、それが国会議員としての仕事である。

その後の取材に対し、「僕はうそをつかない。歌だけだ。逃げも隠れもしない」などと、自らの持ち歌を交えて答えたようである。そして、「調査に数カ月かかる」などと引き延ばし工作を図っている。国民が忘れることを待っているのであろう。
ここで「うそ」をネタとして持ち出すこと自体がふざけた態度であり、全く反省していないようであるが、そもそも年金の未納額など年金事務所に電話すれば5分で終わることである。「調査に数カ月かかる」という説明自体が「うそ」ではないか?

確かに政治家であれ、人間であり、失敗や間違いを犯すことはあるだろう。その際にきちんと反省し、謝罪することが最低限必要なことである。

中条きよしには真摯な反省は全く見られない。政治家以前に人としてこのような誠実さに欠ける「うそ」つきには政界から退場を願いたい。

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【日本維新の会】前川清成衆議院議員(奈良1区、比例近畿)が公職選挙法違反で有罪判決



【事案の概要】

奈良1区から日本維新の会公認で出馬し、比例復活した2021年の衆議院選挙の公示前に、母校である関西大学の卒業生名簿を入手し、自らへの投票を呼びかける文書を不特定多数の有権者に送ったとして、公職選挙法違反(事前運動)の罪に問われ、在宅起訴され、奈良地方裁判所で罰金30万円の有罪判決を受けたもの。

【詳細と情状】

公職選挙法違反で有罪判決を受けた前川清成の言い分として、『「選挙活動への支援を期待できる人たち」のため、「支持者に対する内部的な準備」であり、「不特定多数への投票の呼び掛け」には該当しない』などとして無罪を主張したが、判決では、その主張は認められなかった。確かに選挙においては、公示前に支援者らに対して、選挙ハガキの宛名書きの依頼をすることは通常行われている。それではなぜ有罪となったのであろうか?

その理由が判決でも述べられているが、卒業生名簿とは別に、知人や政治活動への支援者などの住所録を作り、卒業生名簿とは重複しないよう管理し、同窓会の集まりで名刺交換した人などは卒業生名簿から移すなどをしていた模様。つまり、支援者名簿とは別に卒業生名簿を準備。その卒業生名簿は、前川清成の支援者を掲載した名簿ではなく、ただ単に同じ関西大学の卒業生という共通点しかなかったというものである。支援者を除いている分、むしろ支援者はその名簿にはほとんどいなかったともいえる。従って、面識のない名簿記載者に対し、公示前に手あたり次第に選挙支援をお願いしていたから事前運動に当たると判断されたという真っ当な判決であるといえる。

前述の通り確かに選挙に際しては、支援者に対して、事前に宛名書きの依頼をすることは実務上普通にある。そして、前川清成のように立件されることは確かに珍しい。なぜならその場合に、このように手あたり次第送るようなことはしないように最大限の注意を払うのが通常であるからだ。一般論としても「法律を知らなかった」は通用しないが、前川清成自身弁護士であり、その抜け穴を恣意的に拡大解釈して利用している点で極めて悪質であるといえる。

判決に不服があり控訴した。控訴は被告人である前川清成の権利なので自由ではあるが、反省は全く見られない。政治家として極めて不誠実であり、不適格であると判断せざるを得ない。

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【自由民主党】鯛慶一舞鶴市議会議長、児童ポルノ所持で有罪判決を受けていたが2年以上隠蔽!

 


【事案の概要】

京都府舞鶴市の市議会議長である鯛慶一議員(自由民主党)自由民主党が、児童買春・児童ポルノ禁止法違反(所持)の罪で、議員在職中の2019年に罰金30万円の略式命令の有罪判決を受けていたことを2023年まで公表していなかったというもの。

【詳細と情状】

起訴状などによると、鯛慶一は、2019年8月2日に性的好奇心を満たす目的で、児童ポルノの動画が入ったDVD4枚を自宅で所持していたとされ、同年11月19日に略式起訴されていたという。児童ポルノを所持し、児童買春・児童ポルノ禁止法違反を犯したことは確かに悪いことではあり、許されるものではない。しかし、これは収賄をはじめとした汚職とは異なり、政治家の資質とは直接関係が無く、また党派性による犯罪でもなく、議員個人の資質の問題にすぎず、有権者に対して真摯に謝罪、反省することで更生し、再起を図れば良いだけである。

さて、ここで、鯛慶一についてどのような人物か少し取り上げたい。2010年に市議選で初当選し、有罪判決を受けた後の2022年10月の選挙でも何事もなかったかのように出馬し、4選を果たし、同年12月には議長に就任している。

記者会見を開き、2019年に有罪判決を受けていたことを公表し、辞職しているが、これは自発的な反省によるものではなく、議会で追及され、事件が明るみになったことで隠すことが出来なくなったからにすぎない。

その記者会見において、「DVDは議員になる前に購入したもので自宅に置いていたままだった。販売元が摘発されてリストに載っていた。」などと話していたそうであるが、言っていることは甚だ疑問である。議員になる前というのは、2010年以前のことであろう。ところで、児童ポルノ法が改正され、単純所持が禁止になったのは2014年7月で、罰則が適用されるようになったのは翌2015年のことである。一方で、所持は起訴状によると2019年8月のことである。摘発した業者が10年以上前のリストを保管している点も疑問ではあるが、仮にそのリストに名前があったからといって、10年以上前の罰則のない時期に購入し、現在も所持しているか不明な人物を捜査対象とするであろうか?「DVDは議員になる前に購入したもので自宅に置いていたままだった。販売元が摘発されてリストに載っていた。」という鯛慶一が言っていることは信用性に乏しいと言わざるを得ない。

また、「プライベートの問題であり、公表すべきものだと思っていなかった」とも会見で言っていたようであるが、2022年の選挙で当選するために隠していた言い訳に過ぎない。確かに大昔の犯罪などを自ら積極的に公表する必要性はないが、罰金刑の場合は法律上も執行から5年間は刑は消滅していないことから(刑法34条の2)、当選し、議員にしがみつきたい一心で隠していたのであろう。

最初に述べた通り、児童ポルノ所持などは、議員個人の資質の問題にすぎず、有権者に対して真摯に謝罪、反省することで更生し、再起を図れば良いだけで、それだけで議員の資質がないと断定することは出来ない。しかし、このように「公表しなければ隠し通せる」と考えている態度は有権者を舐めた不誠実極まりないものであり、それだけで議員としての資質はない。また、性犯罪には党派性はないが、その後の不誠実な態度には党派性もあらわれるといえる。今回のように自民党に不誠実な態度が見られ、政治家の資質が無い組織であることは言うまでもない。


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【自由民主党】愛知県連青年部副部長・松岡磨哉(名古屋市議会議員選挙出馬)を恐喝で逮捕!

  【事案の概要】 愛知県連青年部副部長の松岡磨哉(まや)が不貞行為の示談金名目で会社員の男性から現金90万円を脅し取ったとして恐喝で逮捕されたというもの。 【詳細と情状】 逮捕容疑の詳細としては、 去年6月、名古屋市中区で、31歳の男性から、男性の不貞行為の示談金名目で、「依頼...