【事案の概要】
日本維新の会所属の大森恒太朗斑鳩町議会議員が、自身が会計担当を務めていた自治会費を横領したとして逮捕、起訴されたというもの。
【詳細と情状】
大森恒太朗が最初に逮捕された容疑は、今年3月19日から9月22日、自身が会計担当を務めていた自治会の経費を、「予備費」や「雑費」などと払い戻し請求書に記載して自治会名義の口座から引き出したり、自治会員から集金された現金を着服したりして、遊興費や生活費などに使って横領したというものであり、起訴された。捜査の過程で、この20万円の業務上横領の他にも計768万円の横領があったとして、再逮捕されている。金額も多く、悪質な部類の横領である。
動機に関しても、「ギャンブルなどの私用目的のために横領し、全て使い果たした」などと話しているように酌むべき事情も全くない私利私欲目的の犯行である。大森恒太朗のような私腹を肥やすことが目的の人間は政治家としての資質は皆無で、政治家にさせてはならない人物である。
ところで、大森恒太朗の経歴であるが、斑鳩町議会議員としては2期目である。1期目は2019年に無所属で出馬し、初当選した。今年2023年に日本維新の会公認で出馬し、2度目の当選を果たしたというものである。この経歴からも分かるように政策や政治信念などどうでもよく、当選目的で維新ブームに便乗した、金稼ぎ目的の政治屋であるといえる。日本維新の会としても政局拡大のためには誰でもいいという姿勢であるから、利害関係が一致したのであろう。そして、この大森恒太朗のように議員としての資質が皆無な政治家は、自民党の悪い所を煮詰めた日本維新の会に多数存在している。
なぜ、日本維新の会所属議員に不祥事が多いかといえば、「日本維新の会」という看板だけで投票する有権者にも大きな責任があるからに他ならない。ろくでもない人間でも「日本維新の会」という看板があれば当選してしまうからである。政策や政治信念に共感して投票しているのであればいいが、何も考えずに「吉村はんようやってはる」などと抽象的な印象操作に騙され、漫然と日本維新の会に投票している有権者は猛省すべきである。
参考までに日本維新の会の不祥事一覧をご覧いただきたいが、議員数自体は全国的に見れば少ないにもかかわらず、立憲民主党や日本共産党などと比較しても圧倒的に多いことは言うまでもない。
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