【自由民主党】鯛慶一舞鶴市議会議長、児童ポルノ所持で有罪判決を受けていたが2年以上隠蔽!

 


【事案の概要】

京都府舞鶴市の市議会議長である鯛慶一議員(自由民主党)自由民主党が、児童買春・児童ポルノ禁止法違反(所持)の罪で、議員在職中の2019年に罰金30万円の略式命令の有罪判決を受けていたことを2023年まで公表していなかったというもの。

【詳細と情状】

起訴状などによると、鯛慶一は、2019年8月2日に性的好奇心を満たす目的で、児童ポルノの動画が入ったDVD4枚を自宅で所持していたとされ、同年11月19日に略式起訴されていたという。児童ポルノを所持し、児童買春・児童ポルノ禁止法違反を犯したことは確かに悪いことではあり、許されるものではない。しかし、これは収賄をはじめとした汚職とは異なり、政治家の資質とは直接関係が無く、また党派性による犯罪でもなく、議員個人の資質の問題にすぎず、有権者に対して真摯に謝罪、反省することで更生し、再起を図れば良いだけである。

さて、ここで、鯛慶一についてどのような人物か少し取り上げたい。2010年に市議選で初当選し、有罪判決を受けた後の2022年10月の選挙でも何事もなかったかのように出馬し、4選を果たし、同年12月には議長に就任している。

記者会見を開き、2019年に有罪判決を受けていたことを公表し、辞職しているが、これは自発的な反省によるものではなく、議会で追及され、事件が明るみになったことで隠すことが出来なくなったからにすぎない。

その記者会見において、「DVDは議員になる前に購入したもので自宅に置いていたままだった。販売元が摘発されてリストに載っていた。」などと話していたそうであるが、言っていることは甚だ疑問である。議員になる前というのは、2010年以前のことであろう。ところで、児童ポルノ法が改正され、単純所持が禁止になったのは2014年7月で、罰則が適用されるようになったのは翌2015年のことである。一方で、所持は起訴状によると2019年8月のことである。摘発した業者が10年以上前のリストを保管している点も疑問ではあるが、仮にそのリストに名前があったからといって、10年以上前の罰則のない時期に購入し、現在も所持しているか不明な人物を捜査対象とするであろうか?「DVDは議員になる前に購入したもので自宅に置いていたままだった。販売元が摘発されてリストに載っていた。」という鯛慶一が言っていることは信用性に乏しいと言わざるを得ない。

また、「プライベートの問題であり、公表すべきものだと思っていなかった」とも会見で言っていたようであるが、2022年の選挙で当選するために隠していた言い訳に過ぎない。確かに大昔の犯罪などを自ら積極的に公表する必要性はないが、罰金刑の場合は法律上も執行から5年間は刑は消滅していないことから(刑法34条の2)、当選し、議員にしがみつきたい一心で隠していたのであろう。

最初に述べた通り、児童ポルノ所持などは、議員個人の資質の問題にすぎず、有権者に対して真摯に謝罪、反省することで更生し、再起を図れば良いだけで、それだけで議員の資質がないと断定することは出来ない。しかし、このように「公表しなければ隠し通せる」と考えている態度は有権者を舐めた不誠実極まりないものであり、それだけで議員としての資質はない。また、性犯罪には党派性はないが、その後の不誠実な態度には党派性もあらわれるといえる。今回のように自民党に不誠実な態度が見られ、政治家の資質が無い組織であることは言うまでもない。


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