【事案の概要】
鹿児島県薩摩川内市議会の坂口健太議員(自由民主党)が、40代女性の腕にかみつく暴行を加え、出血を伴うけがを負わせて逮捕されたというもの。
【詳細と情状】
まずは、坂口健太の経歴を簡単に紹介しておきたい。本人の公式サイトによると、鹿児島県川内市(現薩摩川内市)出身で、選挙こそ無所属で出馬しているが、自由民主党鹿児島県連かごんま造士館3期生であることが明記されている。いわゆる地方議員に多い、隠れ自民であるといえる。よって当記事における所属政党は自由民主党に分類させていただきたい。
事件の内容は、7月17日未明、鹿児島市内の路上で、県内の40代女性の腕にかみつくなどの暴行を加え、出血を伴うけがを負わせて逮捕されたというものである。いかなる理由であれ、暴力行為は許される余地はないが、「犯行当時飲酒していた」と本人は釈放後に述べている。しかし、酒を飲んでいたことが情状を考慮するうえで評価する理由にはならない。
一方で、事件直後の7月20日に、「議会や薩摩川内市のイメージを大きく損なわせた。けじめを付けなければならない」と述べ、議員辞職願を提出し、議員辞職した。この点は、議員の利権にしがみつく一般的な自民党議員とは異なり、一定の評価に値する気もするが、自浄作用の無い野党批判型野党である日本維新の会や国民民主党を除く他の野党では普通のことであり、これも評価する理由にならない。
結局のところ、不祥事を犯した他の自民党議員と比較すれば、相対的に潔く見えるだけで、それほど腐敗した政党が自民党であることを再認識させられた犯罪、不祥事であると言える。
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