【自由民主党】世耕弘成参議院幹事長、青山学院大・中野昌宏教授に対してスラップ訴訟!

【事案の概要】

自由民主党参議院幹事長である世耕弘成が「原理研究会(旧統一教会)出身だそうですね」などの内容で青山学院大学の中野昌宏教授が2018年2月と2019年7月に投稿したツイートに対して、「名誉毀損」だと訴えていた民事裁判が東京地裁で和解が成立し、和解条項の一つとして「公人の政治的姿勢、言動等に関しては、国民の自由な論評、批判が十分に保障されなければならない」と指摘。その上で「(世耕氏側が)事前の削除要請・交渉もなく、訴訟を提起するという方法をとったことについて、公人に対する言論を萎縮させるおそれがあるものと被告に受け止められ、反訴が提起されるに至ったことは、裁判所ならびに原告および被告にとって遺憾」と裁判所が表明したというもの。

【詳細と情状】

本件訴訟の発端は、「原理研究会(旧統一教会)出身だそうですね」などの内容で青山学院大学の中野昌宏教授がTwitter上に投稿したことに対して、世耕弘成が『統一教会は反社会的な団体であるとの印象を抱くものが少なくない』と主張し、自身の社会的評価が低下するなどとして中野教授を訴えたものである。

自民党と統一教会の関係といえば、議員個人個人ではなく、政党と教団との深いつながりがあり、「故安倍晋三元総理大臣に票を依頼したことがある」と自民党前参議院議長伊達忠一が証言しているぐらいズブズブの関係であったことは事実である。

世耕弘成は「原理研究会には所属していない」などとして反論したそうであるが、自身が原理研究会に所属していようがいまいが、些末なことであり、大きな問題ではない。「反社会的組織」と認識している統一教会と自民党がズブズブであるにも関わらず、自民党参議院幹事長として関係を断ち切ることなく、目先の票のため何ら対策を講じていないことが問題であり、中野教授を含む国民から批判されて当然であるといえる。

東京地裁での和解条項をここで整理しておきたい。

世耕氏が法廷で宣誓の上、▽原理研や旧統一教会と一切関係がないこと▽自民党議員として、今後被害者の救済や党と旧統一教会との絶縁を含め必要な調査・対応を行うーと供述したことを前提としたうえで中野教授が当該ツイートを削除することに合意というのが主要な点である。

その和解条項に加えて、「公人の政治的姿勢、言動等に関しては、国民の自由な論評、批判が十分に保障されなければならない」「その上で(世耕氏側が)事前の削除要請・交渉もなく、訴訟を提起するという方法をとったことについて、公人に対する言論を萎縮させるおそれがあるものと被告に受け止められ、反訴が提起されるに至ったことは、裁判所ならびに原告および被告にとって遺憾」と裁判所が表明。安易な提訴に苦言を呈している。裁判所によるこのような対応は極めて珍しく、異例であり、政治家という公人によるスラップ訴訟に対して裁判所が危惧していることが窺われる。

このように、政治家というのは公人であり、批判を受けるのは当然受忍しなければならない。統一教会とズブズブの関係である自民党の参議院幹事長でありながら、「統一教会は反社会的組織だ。名誉毀損だ。」などと被害者面する世耕弘成のような人物は最も政治家としてふさわしくない。一刻も早く政界から退場願いたい。


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