【事案の概要】
北海道警察の違法捜査に関する国家賠償請求訴訟において、被告である北海道(代表鈴木直道)が違法捜査正当化のために、内容虚偽の捜査報告書=虚偽公文書を行使し、それに合わせて偽証させ、事実捏造をしていたことが、確定判決でも事実認定されているというもの。
【詳細と情状】
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まず、虚偽公文書を行使した国家賠償請求訴訟の概要を簡単に説明しておきたい。こちらも逮捕の瞬間!!密着!警察不祥事24時!!で紹介されているので動画をご覧いただきたい。
この事件は、刑事事件では、無罪が確定したが、その判決文においても別人の名前を挙げて、その別人が犯人である可能性を指摘。完全な冤罪事件であるといえる。
話を本題に戻そう。
この事件に関し、冤罪被害者は「無理やりタクシーに乗り込んできたのは違法である」と北海道(警察)を相手に違法捜査に対する国家賠償請求を提訴した。国賠訴訟の被告は北海道であり、代表者鈴木直道である。
結論から言うと、その訴訟において、北海道警察当時北見署刑事1課長山本謙主導の違法捜査は認定され、被告北海道に対して損害賠償命令が言い渡されている。
その国家賠償請求訴訟において、被告北海道は弁護士齋藤隆広を訴訟代理人に立て、監察官室の警察官、山川義仁ら指定代理人らと共謀し、内容虚偽の捜査報告書を裁判の証拠として提出。法律的に違法捜査を正当化出来ないからであろうが、事実関係を捏造した主張を繰り返していたのである。具体的には『「いいですよ」と言ったからタクシーに乗り込んだ。同意があったから違法ではない』などと虚偽の主張をしていたのである。
その点は判決で「捜査報告書(乙2)の当該部分の記載及び本件における証人らの上記各証言の信用性は乏しいものというほかなく、(略)事実を認めることはできず」と、捜査報告書の虚偽記載、それを根拠に口裏合わせをした証人櫻井洋一郎、伊藤尚平ら警察官の偽証による事実関係の捏造をはっきりと認めている。
確定判決判決文 |
このような訴訟姿勢は不誠実で卑劣であるというだけでなく、刑法上も虚偽公文書作成・同行使罪や偽証罪に該当する犯罪行為である。この卑劣な訴訟姿勢が誰の指示で行われていたか確認するため、被告代表である鈴木直道にTwitter上で公開質問を行った。
鈴木直道 被告に公開質問します。貴殿が被告代表の国賠訴訟において、一審に続き、二審でも違法捜査隠蔽、正当化のため虚偽公文書行使や、偽証で事実捏造による犯罪行為が事実認定されてまもなく1年ですが、誰の指示でしょうか?回答無き場合、貴殿の指示と見なします。以上。
との文面で、Twitter上で鈴木直道宛の投稿を2023年1月27日に行った。催促を行い、2ヵ月近く回答を待ったが、2023年3月22日現在回答は無い。公開質問通り、国家賠償請求訴訟において虚偽公文書を行使して事実捏造したのは鈴木直道の指示であったということを認めたということである。
ところで、「書面を北海道警察が勝手に提出したから知らない。関係ない。自分は名前だけの被告代表。」という言い訳もあろうが、それは通用しない。この点、湖東記念病院事件の国家賠償請求事件が記憶に新しい。滋賀県警が提出した不適切な準備書面に対し、県警本部長のみならず、滋賀県知事も謝罪している。 これは当然のことである。知事の名宛てに提訴された訴訟において、訴訟代理人を選任したうえで委任しているのだから、当然知事の意向を汲んだものであると考えられ、その最終責任が知事にあることは言うまでもない。なお、関係者に確認したところ、記事作成時点で責任者鈴木直道による謝罪は一切無いどころか、犯罪行為に関係した警察官(山本謙、櫻井洋一郎)らは昇進しているというから呆れてしまう。
違法なことをついうっかり行ってしまうことは誰にでもある。確かに自分が知事を務める北海道警察の警察官が違法な捜査を行ったことを素直に認め謝罪するのは勇気のいることではあるし、プライドが邪魔をすることがあるだろう。しかし、鈴木直道被告は捜査報告書という公文書で事実関係を捏造し、裁判で主張していたのである。本来であればその卑劣な訴訟姿勢が国家賠償請求訴訟の対象とすらなる行為である。
この訴訟一つをみても分かるように、鈴木直道という人物は、道民に悪いことをしても反省や謝罪などするのではなく、事実関係そのものを捏造してしまう卑劣で不誠実な人間であるといえる。4月9日投開票の北海道知事選にも立候補する予定だそうだが、絶対に当選させてはならない人間性であり、仮に当選でもしようものならリコールさせなければならない人物でもある。また、このような人物を推薦する自民党や公明党も存在してはならない政党である。
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