【事案の概要】
大阪府の井上健太郎狭山市議会議員が、女子小学生5人に対する強制わいせつ容疑で起訴されたというもの。
【詳細と情状】
起訴状によると、井上健太郎被告は、「けんちゃんキャンプ」と称した泊まりがけのキャンプイベントを自ら主催。イベント中の令和2年9月19日夜~翌20日早朝、大阪府内の宿泊施設で就寝中の当時10~11歳の女児4人の下半身を触ったほか、3年8月8日夜~翌9日早朝、福井県内の宿泊施設で当時11歳の女児の胸を触った上、キスをしたなどの強制わいせつを行っていたという。
報道によると認否を明らかにしていないので、現時点で犯罪行為があったと認定されているのではなく、事実関係は不明である。しかし、複数人の女児から被害の申告が出て、捜査を進めた結果、起訴されていることからも事実である可能性は高いといえる。
井上健太郎の経歴を調べてみると、高校卒業後、狭山郵便局の配達員として15年働いた後、2003年に狭山市議会議員に初当選。その後狭山市議を4期務め、現在は、狭山市議会の副議長も務めている人物である。子供好き議員としても周囲に認識され、青少年健全育成にも積極的に関わってきたという。
実際に、「井上健太郎のブログ~こどもたちに夢と希望を~」という名前のブログを開設していることも確認できた。このように「こどもたちに夢と希望を」などと子供向けの政策でもアピールしてきた人物である。
今回起訴された強制わいせつ事件も、「子供好き」を掲げた自らが企画し、主催した子供向けイベントでの出来事である。市議会議員、それも青少年健全育成に関わってきた議員が主催しているイベントということもあり、保護者も信頼し、安心して参加させていたことであろう。それだけに被害を受けた後のショックや怒りは大きい。
このように、井上健太郎の起こした事件は、市議会議員としての社会的地位、肩書きを利用して行った強制わいせつ事件であり、卑劣で悪質極まりない犯行である。加えて、起訴された事件だけでも複数件に及んでいることから、常習性も感じられる。事件が事実であれば、到底許されるものではない。また、地方議会にはこのように立場を利用して犯罪を行う、井上健太郎のような者が多数潜んでいると考えていいだろう。被害を未然に防ぐためにも、引き続き記事を更新していきたい。
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