【事案の概要】
日本維新の会の堀本和歌子福岡市議会議員が参政党の新開裕司氏になりすまして、旧統一教会との関係を示したビラを200枚程度配布し、私文書偽造の疑いで捜査を受けていたというもの。
【詳細と情状】
この件は、2022年10月頃に発覚したものであり、今さら記事にする理由は堀本和歌子が福岡市議選に再出馬するという恥知らずな情報が報道されたからである。
事件の概要をおさらいしておきたい。
2022年8月頃、当時日本維新の会に所属していた堀本和歌子は、同じ選挙区のライバルである元衆議院議員の参政党の新開裕司氏の名前で「旧統一教会の式典で韓日トンネルへの賛意と、祝辞を述べさせていただきました」などと記したビラをおよそ200枚、選挙区の博多区内で配ったとして、私文書偽造の疑いで警察から任意で事情を聞かれていたというものである。
事件発覚後に堀本和歌子は記者会見を開き、「私自身で作成し、投かんしたのは間違いない。男性などに多大なるご迷惑をおかけし、おわび申し上げたい」と謝罪。
その上で「真実を市民に伝えたいという気持ちでやった。なりすましたつもりはなく、事実だけを書けば名誉毀損にも当たらないと考えたが、軽率で反省している」などと述べ、日本維新の会を離党するとともに議員辞職をしていた。ここまでは当然すべき普通の対応であり、評価される要素は全くない。一方で、日本維新の会が除名せず、離党届を受理したというのは批判されるべき甘い対応といえるでだろう。少し前には維新といえば森夏枝衆議院議員が府議を中傷していた事件もあった。このように日本維新の会とは、他人を中傷してでも政治屋になりたいだけの政治信念もないクズが集まった政党であり、党の体質であるといえる。
堀本和歌子はSNSで次のように述べているので紹介したい。
〈わたしが起こした行動は本当に間違った手法だったと深く猛省し、一度辞職というカタチで責任を取りました。そして、一時、政治から離れて市民目線で政治をみていましたが、『市民を騙す政治』は、やっぱり間違っていると思います。 わたしが一生懸命に行政と綿密に調整してできた子育て支援の充実や、GIGAスクールの推進も、全く活動されていない議員でも選挙前になると自分の活動実績にようにチラシに書かれて散布され、身を切る改革も貯蓄して市民をダマしていた議員が、あたかも率先してやってきたようなチラシを配布するなど、ウソばかりの世界。 書けばきりがないのですが、4年前の選挙で、同じ政党にいながらもわたしの政治活動の妨害をしていたのに、日本維新の会の非常任役員をしているパワハラ福岡市議や、党の総意なのか他党の元代表に為書きを送り、必勝を祈願する福岡維新の代表。今の政治はどこを向いて政治をしているのでしょうか。わたしは、やっぱり政治家のウソは許せません。選挙の結果がどうであれ、市民のためにもう一度審判を受けたいと思います〉
日本維新の会への不満を含め、長々と言い訳ばかりで何ら反省していないことが窺われる。そもそも「新開裕司が統一教会と関係していることは事実だから真実を伝えたいのでビラを配布した」などと事件発覚当初言い訳していたが、真実を伝えたいのであるならば、自らの名前で配布すればいいだけである。公共性に関する事項で公益目的である限り名誉毀損などにはならないだろう。それをしないで、なりすましでビラを配ったのであるから、ただ単に選挙でライバルを蹴落とすことが目的であったのは明白である。福岡市議会議員選挙の再出馬に関しても「政治家のウソは許せません」などと偉そうに述べているが、そのウソをついているのは堀本和歌子自身である。
出馬することは自由であるが、政治に携わらせてはならない人物である。堀本和歌子は統一教会と関係のある新開裕司とともに落選させなければならない。
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