【事案の概要】
那覇市が所有する配水池の土地をめぐり土地の売買の取りまとめを期待した男性が、那覇市議会の久高友弘(くだか ともひろ)議長と土地の所有を主張する一般女性の後見人に対し、議長室で現金5000万円を渡したというもの。
【詳細と情状】
那覇市と民間女性が所有権を争う市有地を巡り、土地購入を希望する不動産業者が那覇市議会の久高友弘議長(自民党公認)と女性の後見人に対して、議長室で5000万円を渡したというもので、現金の受け渡しについては領収書という証拠もあり、久高友弘自身も認めているところである。
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久高友弘が後見人との連名で現金を受領した領収書 |
久高友弘は自由民主党公認の議員である。何度も言っていることだが、私利私欲を満たすための手段として政治を利用している自民党の議員であるから、遵法精神など無いのは当然のことであり、立場を利用して現金を受け取った収賄の疑いがあると聞いても驚くようなことではない。
一般には収賄というが、この件に関し、久高友弘は「議会の取りまとめのお金だ」「法的に問題ない」などと強弁している。一方で、報道陣に囲まれても説明することなく議長室に閉じこもり、ベランダ伝いに逃げたと報道されている。法的に問題なければ堂々と報道陣の質問に答え、対応すればいいだけである。問題があると自覚しているのであろう。
さて、その久高友弘であるが、3月6日付で「一身上の理由」で議長職の辞職願を議会に提出し、受理されたという。が、議員の職は辞めることは無く、議員職にしがみつく予定だという。この期に及んで小銭稼ぎに勤しむ、最も政治家にさせてはいけない人間である。
この件も「議会の取りまとめの金」だと言い訳しているようであるが、議長職という与党的立場だからこそ、このようなことが行えるのであり、美味しい汁を吸うために久高友弘のような人間が自民党政治家を志しているのである。それは地方議員も国会議員にも共通することであり、政策や政治信念など語る資格のない私利私欲の塊、その集合体が自民党という政党である。
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